タンブラーをはじめて良かったことのひとつは、小沢健二さんの諸々について、点と点がつながり、太い線、となった事象が幾つか出てきたことである。小沢さんの音楽や思想をより深く理解できるようになった、という方向性の話ではなく、本当に枝葉末節というか、相当重度のファンからも、はっ? それがわかって一体何になるの??、と呆れた反応が返ってくるのが必至なこと。全世界で十五人(推定)しか興味が無いような、本当にどうでも好いトリヴィア。しかも、そのうち、八人(推定)は、既に知っているであろうこと。

この文章はのこりの六人(推定)に向けて書く。八人(知っている)+六人(知らない)+一人(私)で十五人という計算である。

「ひふみよ」ツアーの前後に、ノーナ・リーヴズの西寺郷太さんが、『LIFE』の歌詞は246沿いのジョリー・パスタで書かれた云々と発言されたのを憶えている方も多いだろう。私も、へー、あのジョリー・パスタで、と感慨深く思った。入ったことはないけれど、交差点の角に位置していて、すぐ横を通ったことは何度もあったからだ。これがひとつの点。

もうひとつの点は、小沢さん関連でタンブラーをはじめたことで、『LIFE』の歌詞カードを手に取る機会が今さらながら増えて、Recording Studioの筆頭に、スタジオJIVE、と記されているのをあるとき見つけたこと。

何の気なしにインターネットで検索してみたところ……WOW! 何と、スタジオJIVEは、ジョリー・パスタのすぐとなりに在った!! 

次の瞬間、レコーディングのあいまに、ジョリー・パスタで食事をしたり、コーヒーを飲んで休憩を挟みつつ、『LIFE』の歌詞を手直しする、という小沢さんの動線がありありと浮かんできたのだった。

具体的にどの曲の、どの部分の録音をスタジオJIVEで行なったのかは歌詞カードには記述がない。ただ、「いちょう並木のセレナーデ」のクレジットには、Audience:The 246 Audience、とあり、ジョリー・パスタが国道246号に面していることから考えて、スタジオJIVEに友人知人を集めて録音した曲なのではないか、と推測している。

点と点がつながる前、昨年の冬に、初めてジョリー・パスタに入ってみた。内装がかなり年季が入っており、小沢さんが通われたころの面影が色濃くのこっているように思えた。スタジオJIVEの方も、外から窺う限り、『LIFE』の頃から殆ど手をくわえていない風だ。レコーディングからは既に二十年近く経っており、両者とも、いつまで現在の佇まいをたもてるのかはわからないけれども。      

               *

PS. 『LIFE』の歌詞カードを読みかえしていて、気づいたもうひとつのことはこちら★

http://chuck-snowbug.tumblr.com/post/23575552039/life

(追記)

このエントリーの続編はこちら。

http://chuck-snowbug.tumblr.com/post/54905064753

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